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京都の永春寺の前で中坊進二と待ち合わせ

多くの人は京都という言葉からイメージするのは、寺社仏閣であったり春夏秋冬に咲く花々や紅葉であったりするでしょう。その言葉から海を思い出す人は決して多くはありません。しかしながら京都は海にも面しているのです。永春寺はそんな京都の海沿いの町にあります。私がこのお寺の名前を覚えているのは、大学の二年の夏休みに、帰省していた友人を訪ねたことがあったからです。同じ京の町でも流石に海沿いまでは随分時間がかかったことを記憶しています。市内からはひたすら北上していくだけの一本道だったので、迷うことはなかったのですが、海沿いの町に入った途端、道がわからなくなったのです。散々迷ったあげく、友人の実家に電話をしたら教えられた目印が永春寺だったのです。着いてみれば迷うような道ではなかったのですが、永春寺の前で友人は私を待ってくれていました。永春寺はいまもそこにあるのでしょうが、そこを訪れたのはそれが最初で最後となっています。