中坊進二の京都旅行、西本願寺について

中坊進二の京都旅行で訪れた西本願寺は、圧倒的な大きさを誇る堂宇が美しく、繊細な装飾も含めて鑑賞することができました。最初には京都駅から徒歩で歩いていくと、独特な形をした開渠が見えてきました。この堀の側面は自然石の石垣になっていますが、構造的には乱積みに近いものでした。堀に架かる橋には擬宝珠と高欄が取り付けられ、正面の阿弥陀堂門の景色と見事に調和していました。

阿弥陀堂門から境内に入ると、景色は街中とは大きく変わりました。京都を代表する寺院だけあって、御影堂から境内の敷地に至るまで、神聖な空気によって守られているような気がしたのです。中坊進二が訪れたときには、春先の穏やかな気候に誘われて、他にも多くの観光客の姿を見ることができました。中坊進二は花々の美しい景色を眺めながら、好奇心に押される形で、本堂の中へと進みました。

西本願寺の御影堂の中に入ってみると、この空間も外とは全く違う雰囲気になっていました。大変な広さを誇る室内についても、神聖な空気が流れていたため、普段は陽気な中坊進二も身が引き締まる思いがしました。素直な気持ちで合掌をして、今度は再び外に戻って散策を開始しました。次に目に入ってきたのは、特徴的な唐破風を有する唐門です。この唐門は阿弥陀堂門と比較しても、さらに規模が大きく感じられました。伝統的な日本建築に造詣がある中坊進二にとっては、桃山建築の流れを組む書院や唐門を間近で眺められたので、今回の京都旅行は大満足の結果になりました。