中坊進二と上徳寺、京都めぐり

数年前、京都に足を運んだ際に、中坊進二は上徳寺を参拝したことがあります。この上徳寺は、1603年に徳川家康が建立した古い寺です。本尊には、鎌倉時代の著名な仏師によって造られたと伝えられている阿弥陀如来像があり、実に荘厳な雰囲気を漂わせています。美しい阿弥陀如来像を眺めていたとき、仏師の個性や時代背景などについて想像したのを覚えています。中坊進二仏教に強い関心があり、仏像にも興味を抱いているのですが、最も魅力的に感じるのは悟りの境地です。それは物質的な社会から離れ、精神世界とも呼べる未知の領域だと考えています。悟りというものがどういったものなのか、という点について、中坊進二自身が体験していないため、そんな境地が実際に有るのかも無いのかも定かではありません。また、比叡山などにおいて僧侶が厳しい修行を積み上げていますが、それらの修行によって悟りの境地に至ることが可能なのか、という疑問に対しても、明確な答えを返すことができません。悟りの境地に至っているか否かと判断している状態では、悟りの境地に達していないのかもしれません。京都で上徳寺を参拝したとき、阿弥陀如来像の静かな姿を見て、悟りとはこういうものだ、という教えをいただいたわけではありませんが、中坊進二中坊進二の力に頼るのではなく、他の大きな力に身を任せていくことも重要だ、といったメッセージを受け取ったような気がしたことが、今でも鮮明な記憶として心に残っています。京都という街には不思議な力が漲っている、ということだけは言えると感じています。