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中坊進二と龍安寺、京都を楽しむ

"中坊進二にとっての龍安寺は、石庭をはじめとする絶景を楽しめることが魅力の名所です。過去には蒸し暑い夏場に訪れたこともありますが、最も感動したのは秋の紅葉の時期に訪問したときでした。石庭を取り囲む木々が紅葉で染まることで、白い枯山水の美しさが際立つ様子が印象的でした。実際に鑑賞しているときには、時間の移ろいも忘れてしまうほどに熱中して、居心地の良さを本当に実感したことも覚えています。

龍安寺の石庭に使われている庭石は、全部で15種類もあることを知ると、その組成についても興味を抱くようになったのです。結晶片岩と思われる石材を発見すると、長年の変成作用で独特な造形美が作られていることが分かり、その美しさも含めて鑑賞することができました。これらの庭石が枯山水の中で浮かぶ様子が印象的で、京都らしい自然観もよく表現されていると思います。

中坊進二が京都の龍安寺に訪れるときには、石庭の他にも必ず鑑賞する場所があります。方丈の南側にある鏡容池は、真ん中には弁天島を有する構造が特徴的の景勝地です。この池の水辺空間は本当に美しいもので、周辺の木々の景色を鏡のように反射させてくれるのです。石庭の砂は水面を模した構造でしたが、こちらの池の場合には本物の水面を透き通った景色で再現したもので、庭師の工夫が随所に活かされていると思いました。中坊進二が京都で出会った水辺風景と比較すると、貴族の遊び心が感じられる場所としても魅力的に感じました。"