嵯峨野・嵐山周辺散策コース

京都への旅行では嵯峨野と嵐山の周辺を散策するのが中坊進二の楽しみです。嵯峨野・嵐山周辺散策コースは京都の隠れた観光スポットです。渡月橋付近の嵐山はいつも観光客で混雑していますが、中坊進二が嵐山を訪れるのはいつも真冬の早朝です。京都の冬は冷え込みがきびしいとはいえ、氷点下まで気温が下がることはめったにありません。冬は他の観光客も少なく、ゆっくりと京都の良さを味わうには絶好の季節です。中坊進二がいつも行く嵯峨野と嵐山の散策コースは決まっています。渡月橋から道なりに進み、北へ入ったところに天龍寺があります。臨済宗天龍寺派の総本山で、曹源池庭園は嵐山を借景として取り入れた美しい景色が楽しめます。天龍寺から常寂光寺までが竹林の続く細い道となっています。中坊進二が京都で最も魅力を感じるところです。他の観光客と出会うことも少なく、自然と対峙しながら嵯峨野をじっくりと楽しむことのできる貴重な時間です。竹林は歩道がきれいに整備され、計算された自然が演出されています。竹林を進むと茶屋があり、お茶やお菓子で疲れを癒すことができます。さらに進んだところに常寂光寺があります。山門をくぐると料金所があり、支払いを済ませてから奥の多宝塔へ進みます。桃山洋式の装飾を施されたきれいな建物です。常寂光寺も観光客は少なめで、静かに自分を見つめるのに適しています。ここから二尊院へ向かう途中に落柿舎があります。小さなかやぶき屋根の建物で、質素な造りです。二尊院は極楽浄土への道を人々に説く発遣の釈迦と、人々を迎える来迎の釈迦の二人のお釈迦様にちなんで名づけられています。立派な山門の奥はきれいに整えられた参道が続き、しばし、時間の流れを忘れてしまいます。二尊院を過ぎて北へ進むと道は二つに分かれます。滝口寺・祇王寺・化野念仏寺へと続く道と、宝筺院・清涼寺へ向かう道で、中坊進二はいつも後者の道を選びます。早く街道に出られるためで、そこからバスで市街地へ戻ることができます。嵯峨野・嵐山周辺散策コースは自分の体力に合わせてコースを組み立てることができるので、だれもが楽しめます。