中坊進二が京都らしさを強く感じる宝泉院

中坊進二が京都旅行に行った時は、あいにくの雨でした。雨の中色々な観光地を歩くのは大変だったのですが、そのような中でホッと一息つくことができたのが、宝泉院です。
外観を見た時から、風景との調和が素敵な建物と思ったのですが、中に入ると、一層それを強く感じました。中はウッドデッキのようになっていて、広々としたスペースから庭園を眺めることができます。屋根はありますが窓はなく、目だけでなく鼻や耳や肌でも、景色を楽しむことができるのです。雨や木々の香り、水琴窟が可愛らしく奏でる音、肌にしっとりとくっついてくる湿気を帯びた風が、全てが風情あるものに感じられました。厳かな美しさも、日本的な香りも音も、そして湿気すらも、全てが京都らしい魅力だと中坊進二は思いました。抹茶と和菓子を出してもらえたのですが、その苦味と甘みのハーモニーも、京都らしいと思えました。
京都は歩いてまわる場所が多いからこそ、この宝泉院は、くつろぐためにも風情を楽しむためにも、良い場所だと思います。