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中坊進二の京都旅、白峯神宮へ

中坊進二の京都旅では、京都にある名水巡りをしたことがあります。
千利休が死の直前にお茶をたてたと伝えられる清明神社の清明井を訪問した際に、近くにある白峯神宮にも立ち寄ってみました。
白峯神宮の場所は、かつて蹴鞠の家元であった飛鳥井家の屋敷があった場所です。今も境内社で祀られている精大明神は蹴鞠の守護神で、サッカーをはじめ球技全般の守護神とされていることで有名です。境内にはプロのスポーツ選手から奉納されたボールが置かれています。
今回の中坊進二の京都旅の目的は、ボールではなく名水です。
神社の境内には飛鳥井と潜龍井という2つの井戸があります。飛鳥井は平安時代に京都の名水の一つに数えられていました。清少納言枕草子168段に「飛鳥井は、ほりかねの井。走り井は逢坂なるがをかしき。山の井、さしも浅きためしになりはじめけむ。飛鳥井「みもひも寒し」と、ほめたるこそをかしけれ」と記しています。今でも井戸の水を飲むことができます。
もう一つの潜龍井は境内社の潜龍大明神の御神体です。笑龍の石像の口から水が流れています。
それぞれの井戸水を手で触ってみると、井戸は50mほどしか離れていないのに水の温度が違います。この理由は、それぞれの井戸水は別の水脈の水だからです。山城盆地の地下には複数の伏流水の水脈があり、京都は良質の湧水に恵まれた土地です。良質の軟水に恵まれているゆえ、京料理では良質の出汁を必要とする料理が多いのです。
白峯神宮を後にした中坊進二は、次の目的地に向かいました。