中坊進二の京都旅行、御香宮神社について

中坊進二の京都旅行は、京都市内にある名水巡りをしました。
山城盆地の地下には多くの水脈があり、京都は豊富な湧水に恵まれた土地なのです。
伏見区にある御香宮神社の境内にも、御香水と呼ばれる名水が湧き出ています。神社の名称である「御香」は、境内にある湧水の名称に由来します。御香水は、伏見の七名水の一つに数えられています。
御香宮神社の主祭神は安産の神様である神功皇后で、「安産の社」として知られています。江戸時代には御香水が徳川頼宣・頼房・義直の産湯に使われたそうです。
御香水の由来ですが、平安時代の貞観4年(862年)9月9日に、境内から香りの良い水が涌き出ました。そのことが 清和天皇の耳に入り、御香宮の名を賜ったとされています。
今回の中坊進二の京都旅の目的は京の名水巡りなので、境内で湧き出る水を空のペットボトルに入れて飲んでみました。水はとてもまろやかな味で、ほんの僅かに甘い味がしました。境内に湧き出ている水は朝7時から夜7時の間であれば自由に持ち帰ることができるそうです。水はフィルター濾過されているので、安全に飲むことができます。
境内の建物を見た後に御香宮神社を出て、近くの古い町並みを散策してみました。この付近は幕末に起こった鳥羽伏見の戦いで戦場となった場所です。桃山御陵前駅のすぐ近くにある老舗料亭魚三楼の表の格子には、今でも当時の戦闘の際の弾痕を見ることができます。傷跡は北から南に発射された弾丸によるもので、新政府軍であった薩摩藩兵が発砲した新式銃の弾痕だそうです。
中坊進二は駅に戻り、電車で次の目的地に向かいました。