京都を巡る、中坊進二が梨木神社でお勧めしたいポイント

明治維新の功労者である三條実万・実美の父子がともに祀られている梨木神社は、京都御所の隣にあります。梨木神社のように、二柱の神様が祀られているのは大変珍しく、神社の由緒を知るだけでも関心を抱きますね。こちらは学問や文芸の神様として崇敬されていて、境内には「雨月物語」の上田秋成や、日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹の歌碑が建てられています。$
中坊進二がお勧めしたいポイントは、やはり萩ですね。梨木神社は萩の名所でもあり、「萩の宮」とも称されるほど境内には萩が咲き誇ります。古今和歌集万葉集によく萩が詠まれているのは、こちらの影響かもしれませんね。毎年9月下旬頃には萩祭りも開催されます。萩はそこまで豪華絢爛に咲くものではありませんが、ささやかに咲いている萩を見ると心が癒されます。9月下旬の萩に始まり、秋の紅葉で木々が色鮮やかになるこの時期は、本当にうっとりするほどきれいです。
また、京都の三名水の一つである「染井の井戸」が手水舎にて拝受しています。手水舎の脇の水道からペットボトルなどに入れられるようになっていて、無料だからか近所の方々が皆大きいボトルを持ってきて汲んで行きます。混んでいるときには並んでいることも。
梨木神社の授与品には、ここならではのものがいくつかあります。中坊進二が興味を持ったのは「和歌みくじ」です。占いとともに和歌が書かれています。中坊進二は、どちらかと言えば占いの内容よりもどんな和歌が書かれているのかが気になります。こんな粋なおみくじも、京都ならではですね。あとは、きれいなハギの刺繍が施されている「萩御守」や「萩土鈴」も目を引きます。京都御所周辺を訪れた際にはぜひ一度立ち寄ってみましょう。もちろん、秋の季節で。