中坊進二と京都、パワースポットとして人気の晴明神社へ

京都の西陣織会館のすぐ近くにある晴明神社は、ここ数年パワースポットとして有名です。神社のご利益は主に「魔除け」「厄除け」です。平安時代中期に実在した安倍晴明が、天皇から貴族、京都に住む庶民に至るまで、それらの様々な苦しみや厄を取り払うことで絶大な信頼を得ていました。その信頼は、神となって祀られている現在も変わることはないということから、これらにご利益があるそうです。
晴明神社には珍しいものがたくさんあります。まず、はじめに目に留まるのが鳥居です。鳥居の額に金色の社紋「晴明桔梗」が掲げられています。本来、神社名や祀られている神の名を掲げることが多い鳥居に、特徴的な五芒星が掲げられています。この五芒星は陰陽道に用いられる祈祷呪符の一つです。
鳥居をくぐり奥へ進むと、境内に入る前の参道にある一条戻橋の横に、陰陽師が使う精霊である式神の石像が置かれています。この式神は、かつてこの橋を渡る人の占い「橋占(はしうら)」をしていたそうです。この橋を通る時、中坊進二も今占ってもらっているのかと少し緊張しました。
参道を抜け境内に入ると、晴明神社のパワースポットでもある「晴明井」があります。安倍晴明が念力により湧出させたと言われている井戸です。水の湧き出るところは、その年の恵方を向いていて、吉祥の水が得られることでも有名です。恵方は毎年立春の日に、その向きを変えます。
他にも、厄除桃や安倍晴明公像、推定樹齢300年の楠の御神木など、なんともパワースポットと呼ばれるにふさわしい名所がたくさんありました。厄除桃は中坊進二もご利益にあやかろうと撫でさせていただきました。
京都の寺社にしてはあまり厳かな雰囲気ではなく、むしろ人が多く賑やかでした。中坊進二はどちらかと言うと静かな京都の空気が好きなので、次に訪れるときは静かで人の少ない時期を狙って行こうと思います。