中坊進二と京都。日向大神宮、お気に入りのポイント

日本には魅力的な観光地がたくさんありますが、やはり京都は外すことができません。日本人だけでなく外国人もかなり多くおり、中坊進二も年に数回は訪れています。そこで、京都にあるメジャーなスポットだけでなく、穴場スポットを紹介します。それは中坊進二が実際に行ったことがあり、パワースポットでもある日向大神宮になります。近年、テレビでも取り上げられるようになったので、名前くらいは知っているという方が結構いるはずです。
日向大神宮のお気に入りポイントはとして、まず「天の岩戸」という場所になります。これは岩穴をくりぬいてできた岩穴のトンネルになります。このトンネルを通り抜けると厄払いや開運のご利益があると言われているので、訪れた際は絶対に通っておくことをおすすめします。また、境内には伊勢神宮の方向を向いた鳥居があり、伊勢神宮を参拝した際と同じご利益があると言われています。この他には縁結びのご利益もあります。したがって、パワースポットを巡ることを趣味にしている方にピッタリのスポットになっています。
アクセスは京都にある神社の中では良くない部類に該当します。電車だと徒歩15分、バスだと20分かかってしまいますし、登らなくてはいけないので、足腰が弱い方は車を利用した方がいいと思われます。アクセスが悪い分あまり観光客がいないので、ゆっくり参拝できるメリットがあります。日向大神宮は中坊進二もかなり楽しめたので、訪れてみる価値は大いにあります。

京都巡り、赤山禅院、中坊進二のお勧めポイント

京都巡りで中坊進二が訪れたのは、隠れた紅葉の名所のとして知られる赤山禅院です。比叡山の西の麓、修学院離宮の北西ある赤山禅院は、慈覚大師円仁の遺命により天台座主安慧が創建したのが起源の、比叡山延暦寺の塔頭です。地元の人からは赤山さんの愛称で親しまれています。

ご本尊は天台の守護神であり、陰陽道の守護神でもある泰山府君が赤山明神としてまつられ、古くから京の表鬼門を守る、方除け(ほうよけ)の寺として厚く信仰されてきました。また、へちま加持のぜん息封じのお寺としても知られています。

赤山禅院には、屋根の上に御幣と鈴を持った猿がまつられている拝殿や、境内にある大きな数珠の形をした門や社など、不思議な雰囲気の建物などがあります。これらは、神仏混合の寺院であることの特徴ともいえます。
また、この猿は、比叡山を護っている日吉神社の神猿といわれていて、京都御所を見守り、都に邪気が入らぬよう護っています。猿は京都御所にある猿と向き合っています。

そして中坊進二のお勧めポイントとしては、境内の福禄寿が、都七福神の一つとされており、新春に七福神巡りが出来る点です。この七福神巡りは、京都が発祥の地とされ、歴史の古いものとなっています。

また、もみじ寺とも呼ばれるほどの紅葉の名所で、11月中は紅葉祭も行われ、紅葉狩りのシーズンに、ぜひ立ち寄りたい所です。近くには、後水尾上皇の指示で造営された修学院離宮もあり、あわせて散策できるのも、中坊進二のお勧めポイントです。

中坊進二と京都、見どころ満載の円通寺へ

今年、中坊進二の京都旅で久々に京都市北部の岩倉にある円通寺を訪問しました。元々このお寺は後水尾天皇の別荘「幡枝離宮」があった場所です。後水尾天皇比叡山の眺めが一番美しい所を求めて12年間も京都中を探しまわった末に、ようやくこの場所を見つけ出したと伝えられています。このお寺の借景庭園は世界的に有名で、日本を訪れたランドスケープ・アーキテクトが必ず訪問する場所の一つだそうです。
境内にある借景庭園は、遥か彼方にある比叡山がバックに見えるようにするために緻密に設計された枯山水庭園です。書院の縁側・柱・天井があたかも絵の額縁のようになり、石を配した枯山水庭園と生垣の向こう側に非対称の比叡山を眺めることができます。石を囲むようにツツジが植えられています。庭園の石は後水尾天皇により設計されたものと伝えられています。枯山水庭園は数種類の生垣によって囲まれていて、寺のすぐ外側まで迫っている建物が上手に隠されていました。立体感を出すために庭園の外側に杉木立が配されていますが、1本だけ生垣の手前に植えられています。比叡山を遮らないようにするために、杉木立の下半分の枝は全て切り落とされています。比叡山の形も含めて、全体的に対称性を崩した非対称なデザインでした。
中坊進二の旅で久々に訪れたこの場所でしばしの間、遠くの比叡山の風景を眺めていました。
京都は景観を保全するために建物の高さ制限が定められており、円通寺の借景庭園からの眺めも条例によって守られているのです。
借景庭園以外にも、本堂や東福門院御所から移築された客殿、観音堂も一見の価値があります。
中坊進二円通寺を訪れたのは新緑が美しい初夏の頃でしたが、機会があれば紅葉の時期にも再び訪問してみたいと思いました。

京都、貴船神社。中坊進二の思い出

中坊進二が京都で一番お気に入りの神社は貴船神社です。京都で学生生活を送っていた頃、何度も通いました。貴船神社までは出町柳駅から叡山電鉄に乗って約30分、貴船口で下車した後約20分ほどの道のりを歩きます。季節によっては貴船口からバスが出ていますが、中坊進二は一度も使ったことがありません。澄んだ空気と緑と、静かに流れる川を眺めながらゆっくり歩いていくのがとても好きでした。心が浄化されていくのを感じることが出来ます。中坊進二は元々こちらが京都の縁結びスポットとして有名だったことから参拝しに行ったのですが、神社につくまでの風景と境内の雰囲気にすっかりはまってしまいました。参拝する時には必ず水占いをします。本宮の社務所で買った占いの紙を境内の御神水に浮かべると文字が浮かび上がってきます。水の神様がいらっしゃる神社での水占いなので、よく当たると評判です。貴船神社には本宮、結社、奥宮の三社がありますが、参拝の順序は本宮、奥宮、結社の順番が正しいとされています。本宮から奥宮までは徒歩で約5分。また自然いっぱいの道を歩いていきます。最後にお参りする結社は縁結びにご利益がある場で、いつも行っても女性で賑わっています。和泉式部が祈願した場所でもあり、奥宮との間のには和泉式部が恋の成就を願った思い川があります。また結社のすぐ近くには二本の杉の根元がひとつにくっついている夫婦杉と呼ばれる杉があります。樹齢はなんと1000年以上。思い川や夫婦杉など、見ているだけでロマンティックな気持ちになります。いつ行っても気持ちが満たされる場所です。

京都の寂光院で中坊進二がおすすめしたいポイント

中坊進二が京都を訪れるのは、いつも冬です。観光シーズンではありませんが、ゆっくりと京都を楽しむことができるのが魅力です。近頃の京都は国内外からの観光客で混雑し、ゆっくりと楽しむことができませんが、真冬はさすがに観光客もまばらです。冬の京都の寒さは、厚着をすれば耐えられないほどではありません。

小雪の舞う風情はきれいで、何度でも訪れたくなります。中坊進二寂光院を訪れたのも真冬の1月です。大原には早朝のバスで向かい、しずかな寂光院中坊進二を出迎えてくれました。入り口から山門まで続く長い階段を上ります。早朝の新鮮な空気の中で良い運動になります。中坊進二はいつも、階段を上がりきったところに建つ本堂へ向かいます。寂光院の本堂は桃山建築の特色を残しています。構造材はヒノキで造られ、屋根はこけら葺きの入母屋造りです。本堂そのものも落ち着いた佇まいですが、背後にある里山が、また、風情があります。冬場は広葉樹の葉がかれ落ち、木々の枝しか見えませんが、穏やかな勾配が本堂の屋根の勾配とつり合います。院内には小規模な建築物が建ち並んでいます。同じ建物は無く、それぞれに建てられた年代や様式が異なり、見ていても飽きません。壇ノ浦の戦いで敗れ、平家の中で一人助けられた建礼門院が晩年を過ごした寺なので、独特のさびしさがあります。雪の降り方が本格的になると、いっそう物悲しくなります。帰りには境内のみやげもの店に立ち寄ります。何を買うでもなく、大原を再訪できた喜びに浸るひと時です。

中坊進二の京都旅、三千院で癒される

京都は旅先としては、日本の中でも筆頭格に選ばれるだけの価値があるところと言えます。
歴史上も様々なことがあって、その長い間に培われたことなども、旅人を包み込んでくれる要素を持っているからでしょう。
中坊進二は、京都に旅するときは、市内でも十分楽しめると思っていますが、時間的に少しでも余裕があれば、三千院を訪ねるようにおすすめしています。
中坊進二は、歌のイメージで、恋に疲れた女が一人ということがすぐ浮かんできます。「きょうとう、おおはら、さんぜんいん」というフレーズは耳から離れないくらいで、旅愁に浸れる素敵な場所と思います。
高貴な人が、世俗を離れて、仏の道に入ったお寺であることから、問跡寺院(もんせきじいん)とも呼ばれていますが、それだけに、一度この地に足を踏み入れると、近くまで出かけて、時間に余裕があれば、再び足を向けたくなるところと言うこともできます。
ただ、場所が少し街はずれのところにあるので、行くのは簡単ではありません。でも、四季折々の景観を楽しめるところで、京都市内にある神社仏閣や名所旧跡とは異なる趣きがあり、景色が癒してくれることはもちろんですが、空気そのものも癒してくれることに間違いないということも言えます。
伝統に育まれた建物の醸し出す雰囲気やその周りにある鬱蒼とした樹木や石、コケなど、どれをとっても、間違いなくここならではの深い味を持っています。
少し離れた場所ということが幸いしていると中坊進二は思っているのですが、観光客の数は自ずと制限されており、それがまた、風情ということに結びついていて、三千院の良さをさらに高めることになっているというところもあります。

中坊進二の京都一人旅、佛光寺に

仏光寺京都市で一番賑やかな河原町~烏丸にかけての四条通の近くにあり、阪急京都線烏丸駅または市営地下鉄四条駅から歩いてアクセスできます。境内の見どころは大師堂と阿弥陀堂の前にある紅枝垂桜で、春になると満開の桜の花が楽しめます。これらの桜は秩父宮高松宮三笠宮殿下によって植えられたものです。中坊進二佛光寺を訪れたのは5月で、残念ながら境内の紅枝垂桜の花は散ってしまっていました。伽藍には国の重要文化財に指定されている木造聖徳太子立像や、木造阿弥陀如来立像・木造阿弥陀如来立像があり、これらの仏像も見どころです。
境内の東側にある休憩所にはD&DEPARTMENTと京都造形大学が共同で運営するお食事処(カフェ)があり、中坊進二は少しの間カフェで休憩しました。
かつて佛光寺本願寺を凌ぐほどの寺勢を誇り、3千を超える末寺を有していました。ところが第14世を継ぐはずだった経豪(蓮教)が文明13年(1481年)に本願寺蓮如に帰依してしまい、42坊など有力末寺とともに本願寺に帰参してから勢力が衰えてしまいました。中坊進二は最も栄えた頃の佛光寺を想像しながら伽藍を眺めていました。
佛光寺は市街地の中心部で便利な場所にあり、無料で拝観ができるので昼間は多くの観光客が訪れます。境内に入場ができるのは午前9時~15時までなので、中坊進二は午前中に訪問しました。
境内を出た後は四条通を東に進んで祇園花見小路の街並みを見てから八坂神社に向かいました。

京都を巡る、中坊進二が梨木神社でお勧めしたいポイント

明治維新の功労者である三條実万・実美の父子がともに祀られている梨木神社は、京都御所の隣にあります。梨木神社のように、二柱の神様が祀られているのは大変珍しく、神社の由緒を知るだけでも関心を抱きますね。こちらは学問や文芸の神様として崇敬されていて、境内には「雨月物語」の上田秋成や、日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹の歌碑が建てられています。$
中坊進二がお勧めしたいポイントは、やはり萩ですね。梨木神社は萩の名所でもあり、「萩の宮」とも称されるほど境内には萩が咲き誇ります。古今和歌集万葉集によく萩が詠まれているのは、こちらの影響かもしれませんね。毎年9月下旬頃には萩祭りも開催されます。萩はそこまで豪華絢爛に咲くものではありませんが、ささやかに咲いている萩を見ると心が癒されます。9月下旬の萩に始まり、秋の紅葉で木々が色鮮やかになるこの時期は、本当にうっとりするほどきれいです。
また、京都の三名水の一つである「染井の井戸」が手水舎にて拝受しています。手水舎の脇の水道からペットボトルなどに入れられるようになっていて、無料だからか近所の方々が皆大きいボトルを持ってきて汲んで行きます。混んでいるときには並んでいることも。
梨木神社の授与品には、ここならではのものがいくつかあります。中坊進二が興味を持ったのは「和歌みくじ」です。占いとともに和歌が書かれています。中坊進二は、どちらかと言えば占いの内容よりもどんな和歌が書かれているのかが気になります。こんな粋なおみくじも、京都ならではですね。あとは、きれいなハギの刺繍が施されている「萩御守」や「萩土鈴」も目を引きます。京都御所周辺を訪れた際にはぜひ一度立ち寄ってみましょう。もちろん、秋の季節で。

中坊進二の京都旅行、長楽寺について

中坊進二は初めて京都旅行をしたときに何処に行って良いか分からなかったので、とりあえずパンフレットに載っていた長楽寺に行くことにしてバスに乗ったのです。拝観料も大人が500円で子供が200円と非常にリーズナブルな値段になっています。中坊進二が京都旅行へ行ったのは丁度、紅葉が綺麗な時期だったので、長楽寺の周辺には紅葉が満開になっていてとっても綺麗なお寺です。せっかく長楽寺に行ったので、中坊進二は記念に長楽寺で販売されているお守りを購入しましたが、家族にはキーホルダーを購入しましたが、値段は非常に安く、1000円以内で購入できる商品ばかりです。中坊進二はお庭の言い伝えを聞いてビックリしましたが、何故かと言うと京都では非常に知名度が高い銀閣寺ですが、実は、銀閣寺のお庭を造るときにの試作品感覚で造ったお庭になっています。銀閣寺の試作品感覚ということは、銀閣寺よりもず~と歴史が古いお庭と言えるでしょう。これを知ってしまうと京都旅行に行った際には必ず立ち寄る場所としても良いでしょう。京都の中心部にありますが、お寺の中には非常に自然が多くて大都会とは思えないような環境が整っています。今回は一人で行きましたが、20名以上で拝観すると団体割引が適用されるために、大人が450円で子供が225円の拝観料で済みます。この団体割引を利用すると非常に格安で楽しむことができるために、良いシステムでしょう。そのために、修学旅行生が沢山訪れています。

中坊進二の京都トリップ、頂法寺で感じたこと

春の時期に中坊進二が一人で京都旅をした時に、三条通烏丸通が交差する場所にある紫雲山頂法寺を訪れたことがあります。お寺の名前を聞いてもどのようなお寺なのか想像がつかないかもしれません。このお寺は「六角堂」とも呼ばれていて、有名な池坊華道会が置かれているお寺、と聞けばどのようなお寺なのか容易に想像ができるでしょう。
頂法寺聖徳太子によって創建された天台宗の寺院で、華道の「池坊」は聖徳太子が沐浴を行った池に由来しています。ちなみに財団法人池坊華道会は遣隋使であった小野妹子が祖となった日本で、営利目的の組織としては世界で二番目に古い団体です。池坊華道会の家元は小野妹子の子孫であり、現在も家元の戸籍上の本名は小野姓です。
六角堂は近代的なオフィス街の中にある古いお寺で、一歩境内に足を踏み入れると別世界の風景が目に飛び込んできます。境内には「へそ石」と呼ばれる石があります。「本堂古跡の石」とも呼ばれるこの石は平安時代に建てられた六角堂の土台であると伝えられているのです。中坊進二平安京遷都以前に創建された頂法寺を訪問して感じたことは、この場所は近代的な京都市街地の中心にある京都の「へそ」のイメージと六角堂がぴたりと一致していることです。
境内には六角堂やへそ石以外にも見どころがあります。
頂法寺の境内には「縁結びの柳」と呼ばれる柳の木があります。これは若い女性の間でパワースポットとして人気があり、柳の2本の枝とおみくじを一緒に結んで祈ると良縁に恵まれると言われています。
境内には首をかしげた愛らしい姿の「一言願い地蔵」があります。この地蔵に対し、「欲を張らず一つだけお願いをすれば叶えてくれる」と伝えられています。中坊進二が思うに、一言願い地蔵は参拝者の心を映し出す鏡のようなもので、欲を張る人を戒める目的があるのではないかと思っています。

中坊進二が京都で行った檀王法林寺

三条京阪から東山に向かって歩いて行く途中に、中坊進二は三条川端の交差点のすぐ近くにある檀王法林寺に立ち寄って見たことがあります。三条通川端通河原町通の交差点は京都市内でも最も賑やかで人通りの多い繁華街のひとつで、近いうちに駅の隣に大規模なショッピングモールが建てられる計画もあります。
京都で一番賑やかな繁華街のすぐ近くにある檀王法林寺の境内に入ると、重厚な雰囲気の伽藍が目に飛び込んできました。このお寺が創建されたのは江戸時代初期の慶長16年(1611年)で、京都にある有名なお寺と比較すると特別古いものではありません。それでも境内にある本堂・西門(川端門)・霊屋2棟が京都府重要文化財に指定されていて、所蔵されている美術品や古文書3点が国の重要文化財に指定されています。
檀王法林寺の見どころは、右手を挙げた黒い招き猫です。このお寺には日本で一番古い招き猫伝説があるのです。お寺には主夜神尊という神様が安置されていて、猫は主夜神尊の使いであるという伝説があります。ちなみに左手を挙げた招き猫は人寄せ、右手を挙げた招き猫は金寄せの意味があります。境内には右手を挙げた招き猫の置物が授与品として販売されていて、中坊進二が訪れた時は6㎝サイズの招き猫が売り切れでした。他にも主夜神お守りや、可愛い招き猫の顔の飴「招福猫飴」が販売されていました。
檀王法林寺を後にした中坊進二は、東大路通を目指して三条通を東に歩きました。

中坊進二の京都ひとり旅、滝口寺の楽しみ方

京都の中でも人気の観光地で嵐山。年間を通して、日本全国から、また海外から観光客が集まります。
渡月橋の景色を楽しみ、立ち並ぶ京風のお土産やさんに立ち寄り、食べ歩き、竹林の道を歩いて癒され、天竜寺のお庭を楽しみ、野宮神社に参拝するみたいなルートは定番コースとなっています。
この定番コースを1人で旅するには、周囲の人がグループや2、3人で来ていることが多く、なかなかメンタルにもつらいところがあります。
そこで、嵐山にひとり旅なら、人の多いルートよりもう少し足を延ばすのが中坊進二の定番です。
嵐山よりもっと北側、嵯峨を呼ばれるエリアまで行くと、観光客の人数も少なくなり、ひとり旅をしている方の姿もちらほら見かけます。
落柿舎や二尊院など、嵯峨の中でも名スポットはたくさんあるのですが、中坊進二のおすすめは「滝口寺」です。
小倉山の麓沿いにあり、祇王寺のほど近くなので、有名な祇王寺を目的に来る人が非常に多いのですが、京都の中でも本当に素敵なお寺のひとつだと中坊進二は思います。
壇林寺から祇王寺に上がる石段を上り、祇王寺の横にある細い小道をさらに道なりに進み、坂道、石積みの階段を上がっていくと、滝口寺の入口が見えてきます。
この滝口寺、小さなお寺ですが、奥行が深いので敷地自体は結構広いように感じます。
庭もとても美しく、特に秋の紅葉の季節には紅葉と緑のコントラストを楽しむことができます。
渋い本堂に上がって、静かな時間が流れる堂内で座ってお庭を見るのがとても落ち着きます。
境内には新田義貞公の首塚や平家の供養塔などがあるほか、平家物語に描かれる平重盛家来の齊藤時頼と平徳子の悲恋の場でもあります。
京都の歴史の長さに思いを馳せながら、ゆっくり過ごすことができる素敵な場所です。

中坊進二の京都トリップ、雙林寺の魅力

中坊進二が京都東山にある雙林寺を訪れたのは清水寺から清水坂二年坂・三年坂を散策してから高台寺を訪問した時です。高台寺から「寧々の道」を通って円山公園に行くことができますが、雙林寺は公園に入る手前にある「円山公園音楽堂」の裏にあります。
知恩院前の前から円山公園や寧々の道を通って清水寺に至るルートは京都市内でも最も人気のある観光コースで、中坊進二が訪れた日も多くの外国人観光客がいました。ところが、円山公園の脇にある寺に至る細い道を進んで行くと観光客の姿は消えて、小さな本堂は人の少ない所にひっそりと佇んでいました。かつては広大な寺領を有していたものの、高台寺や大谷祖廟の造営のために寺地を献上して規模が縮小されました。さらに円山公園の造成のために土地を提供してから規模が小さくなり、今では地境内にある西行堂だけが取り残されているのです。
雙林寺は平安時代に最長によって創建され、後白河天皇に仕えた平康頼、平安時代後期の歌人西行南北朝時代歌人頓阿などが隠棲したことがあるほどの、歴史のあるお寺で、境内には平安時代に作られた木造薬師如来坐像(重要文化財)が安置されています。このお寺は歴史を通じて衰退したり寺領が縮小したりしましたが、それでも現在に至るまで本堂と薬師如来像だけは大切に守り続けられてきたのです。
雙林寺の最大の魅力は京都東山の地で寺領が縮小されたり衰退したりしたものの、平安時代から平成の現在に至るまで存続し続けてきた“芯の強さ”であると中坊進二は感じています。

中坊進二の京都巡り、迫力満点の千本ゑんま堂へ

中坊進二が訪ねた、千本ゑんま堂の名で知られている引接寺は、京都市上京区にある高野山真言宗に属する寺院です。当時、平安京の三大風葬地のひとつとされたこの辺りは、蓮台野と呼ばれていました。
お堂が建てられたのは、平安時代の寛仁元年に定覺(じょうかく)上人が引接寺として開山した頃です。その後、応仁の乱でお堂と閻魔さまは焼失しましたが、閻魔さまは新たにつくられ、現在でも厚く信仰されています。本堂の迫力満点の閻魔さまは2.4メートルあります。

また、開基の小野篁(おののたかむら)には不思議な力があり、昼は宮中に、夜になると井戸を通って地獄に行き、閻魔大王の補佐をしていたと伝えられています。
篁は、塔婆供養と迎え鐘によって、先祖の魂を再びこの世に迎えて供養しました。現在でもこの風習は残され、お盆の8月7日~10日頃にかけて精霊迎えをします。今でも境内にあるお迎え鐘を撞きに、たくさんの人が訪れます。

そして、五月に行われる千本ゑんま堂大念仏狂言は、壬生狂言、嵯峨大念仏狂言とともに京都三大狂言の一つで、大変人気があり、一度ご覧になることを中坊進二はおすすめします。京都市無形民俗文化財にも指定されています。
他にも、咲いた時に双葉を持ち花冠のまま落ちる珍しい普賢象桜や、紫式部供養塔などもあります。

引接寺は、京都駅からバスで千本鞍馬口で下車、徒歩3分、または、乾隆校前で下車、徒歩3分です。
閻魔さまの迫力満点の千本ゑんま堂へ訪れてみることを、中坊進二はおすすめします。

中坊進二の京都旅行、崇道神社について

中坊進二が崇道神社を訪れたのは数年前の京都旅行の時で、友人に誘われて初めてその名前を知りました。ほかの京都の観光名所と比較するとマイナーではあったため、訪れた時も観光客の数は少なく閑静な場所だなと思ったのが最初の印象です。
崇道神社とは奈良時代から平安にかけて貴族として名前が知られていた早良親王という人物を祀っている場所なのですが、何でも延暦4年に起こった藤原種継暗殺事件の首謀者として逮捕された挙句島流しされてしまい、その途中で無実を訴えながら絶食死してしまったという壮絶な最期を遂げた人物を祀っているとされています。そのため京都の観光名所でもそこまで人気が高いわけではなく、中坊進二もその話を聞いた時には何か祟りでもあるんじゃないかと思ったほどです。
ですが実際に訪れてみると人気が少なくて閑静ではあったのですが、特に鬱蒼とした雰囲気ではなくむしろ涼やかで心地よい環境になっていました。ちょっとした石段を上がっていくのは少し辛かったですが手すりなど配慮されている環境にありましたし、こじんまりとした雰囲気の中でまったりとした時間を過ごすことができるというのは中坊進二にとっては嬉しい環境でした。
特に出店などが出ているわけでもないので本当に静かでしたし、京都の観光名所周りの中で人ごみに疲れてしまった中坊進二にとってはちょっとした脚休めの場所として丁度良かったです。本当に神社だけのシンプルな場所ですが、だからこそ京都の神社そのものの雰囲気を味わえる場所としてオススメです。